マリア様はお見通し

普段は何も見えていないふりをしながら、善人面して静かに暮らしています

情景

雨の日が好きになる時

秋の空模様は本当に変わりやすいですね。雨の日が増える時季でもありますが、雨、と聞くと憂鬱になる人は多いと思います。気になっていた人との初めてのデートなのに、髪の毛のスタイリングは崩れてしまうし、靴は汚れるし・・・。でも雨の日はちょっとメラ…

雪景色は非日常だから美しくて楽しい 

雪国への移住は、率直に言っておすすめはできません。旅行するにはいいけど、住むのは覚悟がいると思います。冬期間は起床時間を一時間早めて雪かき→車庫から車を出して、凍結した路面を超のろのろ運転で出勤。これだけで一仕事ですから、都会の通勤ラッシュ…

川端康成の書かなかった雪国(2)

北風の音が聴きたい、と最近思います。雪国特有の、湿気をはらんだ風の音。1月の横須賀は結構暖かくて、時間帯によっては半袖のセーターにダウンジャケットで出かけられるくらいでした。だから時々生まれ故郷の北風の音や、水分を多く含んだ雪の匂いが恋しく…

石鹸の香りで思わずノスタルジーに浸ってしまった

洗濯用潜在からボディウォッシュまで、香りのバリエーションがとても豊富になりました。だけどなんだかんだいって石鹸の香りが一番かも・・・と思って買ったのがニベア クリームケアボディーウォッシュ ヨーロピアンソープポンプ 480ml。 (「加齢臭と混ざる…

川端康成の書かなかった雪国

プロブロガーのイケダハヤト氏が地方への移住をよく話題にされていますが、イケダ氏の移住先の高知のように暖かい場所ではなく、雪国への移住はどうなのでしょうか。雪国出身としては簡単に「おすすめです!」とはいえません。だけど雪国でしか見ることので…

眠らない街の便利さの中で暮らしていると、体内時計が狂ってくる

雪が積もった、しんと静まり返った夜という表現の「しん」っていう感じをここ数年感じていないなぁと、海外に暮らす友人がフェイスブックに投稿した自宅の画像を見て感じました。 photo by wjklos(友人が暮らす地域とは関係ありません)友人が暮らす地域は…

Sweet and bitter (完) happy holidays

Sweet and bitter 1 歳月が流れて - マリア様はお見通し から読む晩秋に入ると、私の心と体は、より厳しい寒さと別れの辛さに備えて何かを蓄えようと必死だったような気がします。体を寒さから守る方法はいくらでもあるけれど、心を別れの辛さから守る方法は…

日本海の海の幸と夕日が堪能できる宿 潮鳴亭

新潟県と山形県との県境付近に広がる笹川流れという風光明媚な海岸は、浜茶屋(新潟県では「海の家」ではなく、こう呼ばれていたそうです)がないせいか、オンシーズンで混雑していてもどこかこう喧騒から離れた、落ち着いた雰囲気が漂っています。 画像引用…

冬の猪苗代湖を見て、福島は東北なんだなって思った

夏にこんな記事を書くのもなんなのですが、冬の猪苗代湖は寂寥感があってロマンチックですよね。春先に行った時はなんとも思わなかったのですが、冬に行った時は同じ日本であることが信じられませんでした。風情が北欧っていうの?北欧行ったことないんです…

Sweet and bitter 4  リセット

Sweet and bitter 1 歳月が流れて - マリア様はお見通し から読む私はフェルナンドと少し距離を置きたくなり、お互いのアパートを行き来することも、外でデートすることも断るようになりました。 とにかく彼の顔を見ないようにしよう。そうすれば心の痛みも…

Sweet and bitter 3  クレーター女

Sweet and bitter 1 歳月が流れて - マリア様はお見通し から読む フェルナンドは、嫉妬で心が焼かれる痛みを私にも味わわせようと、隣にいた愛を利用しました。彼が彼女の腰に手を回して声をかけると、愛はとても嬉しそうにして、一緒にいた女子生徒にひそ…

Sweet and bitter 2 不協和音

Sweet and bitter 1 歳月が流れて - マリア様はお見通し から読む21歳だった私は、留学先で恋に落ちました。短期留学が8ヵ月後に終わってしまうということは、彼との恋もそこでおしまいです。別れの日がどれだけ辛いか、覚悟できていると思っていたのに、…

私の昭和史(2)豚が消えた

私の実家から徒歩2,3分のところに小さな豚小屋がありました。そこで飼育されていた豚は50頭くらいで、入り口から覗くと一斉に皆がこちらを見てぎゃーぎゃー騒ぎ出すので、小学生だった私は度胸試しみたいな感じで時々こっそり小屋の中を覗いていたので…

長居したくなるお店ってある

今日の横須賀は雨。こんな日は私の田舎にある、某ファストフード店を思い出します。田舎の寂れた繁華街のど真ん中に、バブル時代に建てられた空室率が高すぎてどうにもならないマンションがあり、完成当時はいわば勝ち組が即入居を決めたマンションでした。…

私の昭和史(1)携帯電話がなかった頃

今の時代に「電話を貸してください」と言って知らない家のドアをたたく人はいませんよね。みんな携帯電話を持っていますから。私の子供時代は「電話を貸してください」がまだ聞かれた時代でした。 photo by Zengame 私の実家の近所には高校がありました。合格…

山陰が放つ強力な磁力

裏日本出身の方からコメントをいただいたので、調子に乗って裏日本への思いを語りたいと思います。 photo by tsurur 画像は島根県の観光名所・宍道湖(のはず)です。宍道湖を含め、ふと「行ってみたいな」と思うのは、山陰地方がほとんどです。地理が苦手な…

静寂難民 

私が時々利用している喫茶店があります。 雨天の時こそ行きたい喫茶店 - Inside the gateinsidethegate.hatenablog.com 以前は近所のスタバを使っていました。どの時間帯に行っても素晴らしい眺め。海に面してガラス張りになっているつくりのため、昼間はさ…

標準語には存在しない美しい言葉 その2

裏日本もいいところ。一度はおいで~~。 // 投稿 by 鷹巣海水浴場、浜茶屋「こまどり亭」. 都会の人が「海の家」呼ぶ場所。私の故郷では「浜茶屋(はまちゃや、はまぢゃや)」といいます。wikipediaによると、新潟県と石川県など日本海沿岸の地域でこの呼称…

標準語には存在しない美しい言葉

私の故郷の方言は関西弁と違って市民権を得ていません。ですから首都圏で大きな声で話すのは少し気恥ずかしいため、私も人前で話すことはほとんどありません。だけど自分では標準語を話しているつもりでも、時々都会で生まれ育った人に「それ何?」と聞かれ…

足立区のディープさに惹かれます

「朝方、六本木で始発待ってると、東武動物公園方面と中目黒方面でちょっと人種が違うのよね」 (マツコ・デラックスbotのtweet ) 中目方面に帰っていた人間として、マツコさんのこの考察に大きく頷いてしまいました。確かに人種が違います。そして中目方面…

他人には耳障りでも、自分にとっては心が落ち着く音

私は水の近くでしか暮らせません。海が無理なら湖か川でいいです。とにかく水を必要としている人間なのです。だから水の音も好きなんですよ。 私が夫と従姉妹達と一緒に白川郷に行った時、小川の流れていく音を聞きながら、この水の音は、しんと静まり返る白…

真冬の朝六時過ぎの幸せ

今の時期、太平洋側は朝5時半くらいからものすごい速さで空の色が変わっていきます。 6時になってもまだ外は暗いけれど、地平線のすぐ上が真っ暗な赤に染まってそこからだんだん明るくなって行くのを見るのが楽しみです。対岸の君津市にある製鉄所の煙突か…

天然の冷蔵庫

自分の故郷のことを思い出す時、一番心に残っているのが天然の冷蔵庫です。 ケーキやお寿司など、真冬は冷蔵庫の中に入れるのではなく、廊下に出しておくのです。そうすると硬くなったりぱさついたりせずに鮮度だけを保つことができます。しかもこれは古い家…

乗りたいな、と思ったらなくなっていた思い出の特急

あれは忘れもしない中学三年生の冬のことです。 母と二人で大阪・京都の旅に出ることになりました。私は当然新幹線の旅になるとばかり思っていたのですが、出発当日の朝、父は新幹線の駅ではなく、在来線しか停まらない最寄りの駅に私達二人を降ろしました。…

Sweet and bitter 1 歳月が流れて

この景色を大昔に一緒に見た男性と、先日話をしました。 なんだかんだいってずっと連絡をとりあっている人ですが、南米出身の彼は、私がアメリカ人と結婚し、時々中南米の家庭料理の代表でもあるビーンズ料理を作ると知った時、「じゃあ君もビーンズを煮こむ…

携帯電話がなくても心がつながっていたあの頃

中学校の卒業式を終えてあとは高校の入学式を待つだけ、という風に残り少ない春休みを楽しんでいたある日のこと。 県外の高校に進学する親友が遊びに来て、自室でとりとめもない話をしていました。二人とも、きちんとした挨拶を避けていました。元気でね、な…

灰色の空の下で暮らす人々

関東に住むようになってもう随分長くなりますが、雪国で生まれ育った私としては関東には四季ではなく三季しかないように感じます。冬が乾いていて暖かいから、長い秋の後に春が来る感じ。 雪国に暮らしていた頃は、春の訪れを色々な形で感じることができまし…