マリア様はお見通し

普段は何も見えていないふりをしながら、善人面して静かに暮らしています

うちに何かいる

12歳くらいまでお盆が近づくと憂鬱でした。なぜならお盆になると私の実家ではいつもにもまして言葉ではできない重苦しい「気」が漂ったからです。早く寝静まる農村の夜の闇に浮かぶ我が家の庭の石灯篭の明かりは、幼い私にはいつもと違う妖しい光に見えま…

日本海ひすいラインからの眺め

北陸新幹線に乗って糸魚川(いといがわ)で下車し、えちごときめき鉄道の日本海ひすいライン乗り直江津(なおえつ)へと向かいました。 何も考えずに改札を出ようとすると、「ひすいラインの発車まであと〇〇分ほどありますが、もう出られますか?駅員さんか…

Wendi Deng Murdoch(9)メディア王の用意周到な離婚

ルパート・マードックは戦わずして勝ったといいましょうか。やはり一代でこれだけの財を築いた人を敵に回してはいけません。したたかでがめついゴールドディガーである妻のウェンディですらかなり動揺するような方法で、離婚を申請したのです。 Photo: Lucy …

官能的且つ幻想的 つける人を選ぶオリエンタルな香水が持つストーリー性

セルフセラピー ゲランの調香師の力に癒される - マリア様はお見通しという記事にMira様が投稿されたコメントを読んで以来、ゲランのShalimar(シャリマー)という香水がずっと気になっていました。そして先日ゲランのカウンターに立ち寄り、やっと試してみ…

「とにかく女子高校生を眺めていたかったのです」

私がまだ小学生の頃、お台所の北側の窓を開けると見えたのは田園風景、そしてその向こうには高校でした。多くの運動部が思う存分練習しても余裕がある大きなグラウンドで汗を流す高校生達の声も聞こえてきました。そして東側の窓の外に見えたものは団地に続…

メイクが顔面で溶けだす夏に必要な一本

汗かきの筆者は夏になるとコスメに対する購買意欲が弱くなります。チークやコントゥアリングなんて汗ですぐに流れてなくなるし、ただでさえ汗、皮脂で崩れやすいメイクの上に色を乗せる気持ちになれないからです。メイクを語る上で顔をキャンバスに例えるこ…

原色が似合わない地味顔の私が惚れたモーブ

くすみ系カラーブームが続きそうな2019年の秋ですね。季節感のある色なので本当は秋まで公開したくなかったけど、待てないので公開します。お気に入りのしっとりとした葡萄色、シュウウエムラ ラック シュプリア WN05(秋が深まる頃につけたいリップ…

「有名人がリアクションせざるを得ないくらいの指摘をすることができた私」といきがる一般人

note.mu 上のnoteを読んで、ある女性を思い出しました。その人のブログを晒そうかなと思ったけど、タイトルが思い出せません。アメブロです。有名人相手だったら何を言ってもいいと思っていそうな人で、そういう人は「有名人なんだから何を言われてもしよう…

Wendi Deng Murdoch (8)強まる不協和音

世界有数の大富豪の妻となった中国人女性、Wendi Deng Murdoch(以下ウェンディ)。 (photo courtesy of ap)彼女と夫の関係の間に不協和音が聴こえてきたのは、彼女が「金はあっても品は買えない」タイプでその本性を夫のルパートが見破ってしまったからとか…

心に染み入る水無月の雨音

洗濯物も外に干せない。食べ物はすぐにいたんでしまう・・・。雨が続くと気分も憂鬱になりがちですが、この紫陽花の美しさのように梅雨時ならではのお楽しみがあります。 今だけのお楽しみ☺️ pic.twitter.com/ZmLXKzNEyi — すみぼたん (@sumibotan04) 2019年…

胡散臭いスピリチュアルカウンセラーの高額セミナーについて思うこと

胡散臭いカウンセラーやコンサルタントの高額セミナーについて思うことについて書きます。セミナーは講師のお話が与えてくれるものが商品ですから、原価は0円。そして講師は自分の話す時間の価値(値段)を自分で決めることができます。お話が与えてくれるも…

日本の梅雨~初夏に纏いたい香り

「もうすぐ雨が降りそう」と匂いでわかる時がありますよね。湿った空気がアスファルトに触れてそこから匂いたつものが鼻の先をかすめ、そして雨が降る。そんな季節がもうすぐやってきます。 青空が恋しくなる連日の雨、そしてじめじめした空気。梅雨が近づく…

北陸新幹線に乗って日本一海に近い新幹線駅「糸魚川」へ

北陸新幹線を糸魚川(いといがわ、と読みます)で途中下車し・・・というと、まるで糸魚川は最終目的地=メインアトラクションにはなりえなくて、北陸新幹線は金沢へ人を運ぶためだけに作られたみたいに聞こえますが、やはり糸魚川は地味だなぁと思いました…

自然な艶が出るゲランのファンデ「ルソンシエル」

3月にゲランで香水を買った時、ちょうどファンデーションがなくなったのでそれも一緒に買ったのですが記事にするのを忘れていました。購入したのはその美しさが16時間持続するといわれているルソンシエル。 (ひつじのぬいぐるみはふかわりょうさんから送ら…

デヴィ夫人のシンデレラストーリーの裏側

デヴィ夫人の新著「選ばれる女におなりなさい デヴィ夫人の婚活論」を読んだ感想です。率直に言うと筆者が知りたいことはほとんど書かれていませんでしたし、婚活本としては普通にコンサバでお金を出してまで読まなくてもwith onlineで読み切っていいのでは…

「村人になりたい」といった親友と、彼女の幸せを願うことができなかった私

私が初めてヤマギシズム楽園村に滞在した年の翌年になると、仲良しグループ5人のうちヤマギシ会の会員だったFちゃん以外は楽園村から遠ざかりました。早起きをして鶏舎で作業をすること、よく噛まずに食べること、なんでもにこにこ「はい!」と応じること、…

10歳の私は、ヤマギシのはれはれTシャツを皆と一緒に着たかった

ヤマギシ会という団体がどういうものなのかということについては記事の最後に貼るツイートで簡単に言及するとして、彼らがその昔生産していた「はれはれTシャツ」、そしてそれを着たがっていた当時10歳の自分ついて書きます。 そもそも「はれはれ」って何な…

車窓から見た短い夏

素晴らしい一冊の本を読み終えてしまいました。その本の中に書かれていた一部分を読んでふと思い出したのは、私が生まれ育った雪国の短い夏です。私がまだ小学生だった頃のある年に電車の車窓から見えた日本海側独特の夏の輝きが、その数行を読んで鮮やかに…

Wendi Deng Murdoch(7)それほど長く続いたとは思えない二人の蜜月

SoHoにある約864平方メートルの三階建ての豪邸を改装していたため、仮の住まいである愛の巣はMercer Hotelのスイート。それがウェンディとルパートの新婚生活の始まりでした。 画像はWendi Deng Murdoch's MySpace Problemからお借りしました ウェンディ色に…

セルフセラピー ゲランの調香師の力に癒される

もうここ2か月くらいずっと香水が欲しくてしかたがありませんでした。会社の昼休みに携帯で検索するのも香水ばかり。どんな香りを求めているのか自分でもわからないのに。私がこのように新しい香りを欲する時というのは決まって心の中にネガティブなものが沈…

だめんず・うぉーかーの問題の根源を変えることはできないけど、行動は変えられる

ここ数年、子供達が親による虐待で命を落とすニュースが増えてきました。その中でも父親が虐待をしているケースを見ていて思うのが「この母親、実はだめんず・うぉーかーなのではないか?」ということです。中心になって虐待をしていたのが父親だとしましょ…

誇り高き高級娼婦の焦らし方から学ぶ 勝負所で感情をコントロールすることの大切さ

私が「最も印象に残った焦らしのシーンを一つあげろ」と言われたらこの「娼婦ベロニカ」(Dangerous Beauty)の1シーンをあげます。圧倒的に男性側が優位だった恋愛関係を逆転させたシーンとも言えます。 16世紀のベネチアに実在した高級娼婦のお話です。身分…

Wendi Deng Murdoch(6)母親の黒歴史が娘達の邪魔をしない理由

前回の記事では「略奪婚成立までもう少し掘り下げて書いていきます」と書きましたが、あまり掘り下げるものがなかったため予定を変更して娘達について書きます。自分の学生ビザのスポンサーになってくれた養父母の家庭を、グリーンカード取得のためにぶち壊…

昭和の雪景色を彩ったもの

年々地球の温暖化が進み、私の故郷は私が幼い頃ほど雪深くもないようで、だからこそもはや見ることはできないであろう雪景色のことをふと考えています。 白鳥が羽休めをしています。驚かさないよう遠くからそっと見ています。大きな足跡がいっぱい。 pic.twi…

Wendi Deng Murdoch(5)名刺も肩書ももう要らない。最強の苗字を手に入れるまで

富豪という表現ではおさまりきらないルパート氏が選んだのは、典型的なトロフィーワイフの外見ではないけれど、非常に賢い中国人女性のWendi(ウェンディ)さんでした。 ウェンディさんはこうしてルパート氏の目に留まった 「なんだ、そんなことか」という方…

Wendi Deng Murdoch(4)不美人がブロークンイングリッシュでオーストラリア人の幹部達をどうやって魅了したのか

妻子ある男性の家庭をぶち壊して結婚→グリーンカード取得後、その男性をポイ捨てし浮気相手と暮らし始めたウェンディさん。その後その浮気相手も捨てて、前と上だけを見て、着実に夢の現実に近づきつつありました。 イエール大マネジメントスクール入学、そ…

ブースターに対して懐疑的だった私の目を覚ましてくれたアイテム

ブースターをばかにしていてすみませんでした。これをつけるようになったら口の周りのかさつきがなくなった! ブースターとは、基礎化粧品の肌への浸透を高めるためにつける基礎化粧品ですから、化粧品メーカーがさらなる金儲けのために創り出したしようもな…

Wendi Deng Murdoch(3)残酷なまでに鈍いからこそ辿り着けた場所

シリーズ(2)では、WendiさんがJake and Joyce Cherry夫妻に出会うところまで書きました。今日は彼らが出会い、修羅場を迎えてその後Cherry一家が崩壊し、WendiはグリーンカードをとってあっさりとJakeさんを捨てたことについて書きます。医学部に進んで3…

Wendi Deng Murdoch(2)大都市・広州で動き出した運命

Wendi Deng Murdochという中国人女性は、1968年12月8日に江蘇省徐州市で鄧文迪として生を受けました。改名前の文迪という名前は文化革命を意味し、共産党への忠誠を示す意味でつけられることが多く、当時流行っていたそうです。 アメリカンドリームを語るう…

Wendi Deng Murdoch(1)彼女がこんなにも気になる理由

アメリカで勉強するために力になってくれたアメリカ人夫妻の家庭をぶち壊し、妻を捨ててまで自分と結婚したアメリカ人男性はグリーンカード取得次第ポイ捨て。その後も男性の金や権力を利用して華やかな世界に上り詰め、The Wall Street Journal誌をはじめと…